慟哭
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慟哭 著者:貫井 徳郎 |
「慟哭」このタイトルに惹かれて、普段ほとんど読まない推理小説を偶然に手にとってみましたが、
これがあたり!なかなかおもしろかったです。
連続幼女誘拐事件の捜査過程と、ある男の行動とが、交互に語られる。
男は憔悴しきっており、救いを求めて、怪しい振興宗教にはまっていく。
事件の犯人が、この男であるのは早い段階で分かる。
でも、そう分かった時は、ひや~りと冷たい汗が出る感じ。
男はどんどんエスカレートしていくし、捜査は難航を極めるし、否が応でも緊張が高まる。
そして、最後の最後に「そうだったのか!」というオチが待っている。うまい。
推理だけではなく、新興宗教や、警察組織内の軋轢、家族愛など、
サブストーリーも充実していて、特に新興宗教については、かなり興味津々で読んだ。
いかにして、人が怪しい新興宗教に入り込んでゆくのか。
慟哭するほどの悲しみにあったとき人はどうなってしまうのか・・・。
これは「狂気」の物語です。
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