春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る―
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春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫) 著者:宇江佐 真理 |
読後、私の中にも春風吹きました。そんな爽やかな本です。
真面目一徹、実直だけが取り柄の五郎太。
最初は何だかパッとしなくて、その控えめな性格も悪くいえば消極的で、
立身出世の野望もあるのやら無いのやらという感じでしたが、あることから、変わり始めます。
案外、こういうことは男も女も今も昔も変わらないのかも。
でも、きっかけはどうであれ、やり遂げること、志を高くもつこと、常に努力する事、
そういうコツコツとした継続が自然と結果を生み出すものなのですね。
またちゃんと見い出してくれる人もいる訳です。
どんなことも不可能はない、為せば成る、といった夢を与えてくれます。
人生捨てたもんじゃないんです。
ふてくされていては何も変わらないし、努力だけで何とかなるほど人生甘くないけど、
諦めないで頑張っていれば、自然と道が開けてくる。
本の中で、「世の中なんてそんなものよ。願っても叶えられないこともあれば、何の苦もなく手に入る時だってあるんだから」ということも出てきますが、
たなぼたは、そのままありがたくうけとって、そこは柔軟に。
努力だけは惜しまずに精進していきたいな、なんて前向きに考えられる本でした。
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