『流れ星が消えないうちに』

流れ星が消えないうちに (新潮文庫) 流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

著者:橋本 紡
販売元:新潮社
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読後感がとてもいい本でした。
思いっきり恋愛小説なのに、重松さんがイチオシしてて、
解説まで書かれているがちょっと違和感があったのですが、
なるほど、恋愛小説ではあるけれど、
それプラスアルファの「(喪失と)再生」がテーマになっているからなんですね。
ここでようやく重松さんとの接点というか、重なる部分を発見。

絶対にうまくいきっこないや、と思っていた恋愛だけれど、
それぞれが、それぞれの方法でいつしか、
喪失の悲しみや、束縛から再生していく。
その様がとても鮮やかに描かれていました。

三人が手と手をつないで、まーるい輪が出来た感じです。
こんな恋愛のありかたもあるんですね。

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『びっくり妊娠なんとか出産』

 細川貂々/びっくり妊娠 なんとか出産 細川貂々/びっくり妊娠 なんとか出産
販売元:HMVジャパン
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「ツレがうつになりまして」の続きというか、ツレさんのウツが改善された後、
結婚12年目にして赤ちゃんを授かったという、貂々さんの妊娠出産話です。

この方は、本当にナチュラルな方なんだなーと、前の本の時も感じましたが、
今回も、本当に自然体で、妊娠のびっくりや不思議が素直に書かれていて、
面白かったです。

ツレさんがうつのときの話もそうでしたが、大変なのに、大変そうに感じさせない、
そのユーモアが素敵だと思うし、何よりその自然体がいいと思いました。

結婚12年目にして、思いがけず赤ちゃんを授かったのも、
貂々さんと、ツレさんにとって、自然なタイミングだったんだと思います。

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『その後のツレがうつになりまして』

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫) その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

著者:細川 貂々
販売元:幻冬舎
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1作目の「ツレがうつになりまして」のときよりも、うんと心情的に整理されていて、
その当時のことを冷静に分析されている様です。

前作も貂々さんと、ツレさんの両方からの目線で書かれていましたが、
前作のときは、二人で五里霧中といった感じでしたが、
今回のは、その当時を振り返って、学んだこと、変わったことなんかが、
理路整然と書かれています。

すっかりうつを克服したことが伺えます。
ツレさんは、以前のツレさんとは変わったけれど、
それは人生を生きやすくするため必要だったと。

うつを克服と言っても、完治とは違います。
でも、確かに克服されたんだなーって思いました。

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『ツレがうつになりまして』

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫) ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

著者:細川 貂々
販売元:幻冬舎
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偶然見たドラマの放送がが面白くて、原作を読んでみました。
ドラマは、藤原紀香さん・原田泰造さんが夫婦役で、なかなかの好演でした。

原作は小説かとおもいきや、お話の中の通り、マンガでした。
私小説マンガという訳です。

自分の連れ合いがうつ病になって、
その大変な最中のことを、こんな風に漫画に出来るなんて、すごいなーと思いました。

こんな風にユーモラスに表現できるっていう、細川貂々さんのキャラが素晴らしいなって。
もし自分なら・・・と考えると到底無理そうだし、自分の方が参ってしまいそう。

すごくサクっと書いてあるので、重くはないのですが、
実際はきっとほんとに大変な時期もあったと思うんです。
でも、それでも「明けない夜はない」ってことで、
夜をじっと堪えて少しずつ少しずつ回復していくその様や、
振り子の様に良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、
回復して行く様を見ていると、何だか乗り切れそうな気持ちになります。

誰もがなる可能性がある病気ですから、もし、自分のツレがうつになっても、
明けない夜はないことを信じて、ゆっくりした気持ちで付き合いたいと思いました。

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容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 容疑者Xの献身

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
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映画化もされ、その宣伝で興味をもったので、原作を読んでみました。

映画の宣伝の煽りか、本の帯文(『これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 』)の煽りで期待しすぎたのか・・・

面白くなかったわけではないのですが、
読んでいくうちに、推理小説不得意な私でも、自然とトリックが分かってきたから、
最後のびっくりもなかったし、

その「純愛」にもイマイチ感動しなかったし・・・で。

期待せずに読んだらきっと、また違った感想だったのかもしれませんが・・・、

話題作故に、こんな辛口な感想になってしまいました。

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日々の泡

日々の泡 (新潮文庫) 日々の泡 (新潮文庫)

著者:ボリス ヴィアン
販売元:新潮社
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現実と虚構が混ざり合った、とても不思議な作品でした。

純粋で、残虐で、そして美しく切ない青春恋愛小説でした。

めちゃくちゃ後をひく作品です。

読後直後は、ピンとこなかったのですが、
だんだんと、染み込む様に、作品の魅力が分かってきました。

この作品は、ちょっと他に類をみない、唯一無二な恋愛小説だと思います。

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ある閉ざされた雪の山荘で

ある閉ざされた雪の山荘で ある閉ざされた雪の山荘で

著者:東野 圭吾
販売元:講談社
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ちょっと古めかしいタイトル。一見設定はオーソドックスで、
タイトルどおりに、ある閉ざされた雪の山荘で、
男女7人が一人ずつ殺されていくというもの。

でも、そのままではあまりにも使い古されていているので、
そこで一ひねり、二ひねりというのが、東野さんなんだろう。

どういうオチなのだろう?と、先へ先へと気持ちが急いて、ページをめくりました。

推理できそうで、出来ない。分かりそうで、分からない。
最後の種明かしまで、そんなモヤモヤ感をずっとひっぱられました。
最後は、なるほどね、で納得。

何だか本格ミステリーもどき、で面白かったです。

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探偵ガリレオ

探偵ガリレオ 探偵ガリレオ

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
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短編連作のミステリー。
第1章 燃える(もえる)、第2章 転写る(うつる)、第3章 壊死る(くさる)、
第4章 爆ぜる(はぜる)、第5章 離脱る(ぬける)。

という5つの難解な殺人事件にかかわった、捜査一課の草薙刑事が、
物理学者である旧友の湯川を頼って解決してゆく。

この物理学研究者である湯川が、「探偵ガリレオ」だ。
不可思議な現象も、すべて、物理学的に証明してくれる。
いっそ彼が刑事になれば?!と思うくらい、見事に解明してくれる。
エキスパートってすごいと思う。

一話完結で、短編なのでとても読みやすいし、
理科の実験の授業を受けているようで、種明かしも面白い。
こういう現象に詳しいと思ったら、作者自身も電気工学科を卒業されているとか。

でも、幅広い作風で活躍されているので、また他の作品も読んでみたい。

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ハルさん

ハルさん ハルさん

著者:藤野 恵美
販売元:東京創元社
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ほのぼのミステリーです。
頼りない人形作家のハルさんと、反面教師でしっかり者に成長していく娘のふうちゃんのお話です。
ハルさんと、ふうちゃんの生活の中で起きる、小さな謎や騒動。
困り果てるハルさんを、やさしく正解へと導いてくれるのは亡き妻、瑠璃子さん。
エピソードは幼稚園のふうちゃんから始まり、ラストはふうちゃんの結婚式の場面へ。

ミステリーというより、ハートフルで、結婚式の場面では、
今までのハルさんとふうちゃんの歴史を思い返し、じんときました。

噂で聞いていたとおり、加納朋子さんの「ささらさや」に似た感じでした。

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