カツラ美容室別室

カツラ美容室別室 カツラ美容室別室

著者:山崎 ナオコーラ
販売元:河出書房新社
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全体的に淡い感じがしました。
サラサラ読めるのですが、スルスル抜けていってしまうような。

カツラをかぶった美容師、桂さんが経営する、
「桂美容院別室」を舞台に・・・

何か面白そうな設定なんですけど、
想像に反して、とても淡々としていました。

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親指さがし

親指さがし 親指さがし

著者:山田 悠介
販売元:幻冬舎
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ホラー小説です。「親指さがし」というタイトルに惹かれて読んでみました。
2時間ドラマにしたら良さそうな感じ。(だと思っていたら映画化されていたんですね。)

小学生の時に遊び半分でやった「親指さがし」。
実際にあったバラバラ殺人事件をもとに作られた都市伝説のようなもので、
被害者の、見つからなかった親指を代わりに探しに行くというもの。
自分達の時代でも、コックリさんなどが流行ったので、少し懐かしい。

ところが、親指さがしの最中に、一人が行方不明になる。
その後7年の月日を経て、主人公達が二十歳になる年、
被害者の怨念が再び蘇る。

「親指さがし」っていうとっかかりはおもしろかったけど、
物語の展開や特に最後のオチは、どこかで聞いたようなものだったので、
残念ながら、サプライズはありませんでした。
ホラー小説ですが、怖いというよりも、切ない感じです。
さほど怖くないので、ホラーが苦手の人にいいかもしれません。
さらりと読めます。

また、私が読んだのは、幻冬舎の物ですが、
親指探しをしている子供たちの一人が禁断の後ろを振返っている装丁は、
なかなか雰囲気が出ていて良かったと思います。

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紗央里ちゃんの家

紗央里ちゃんの家 紗央里ちゃんの家

著者:矢部 嵩
販売元:角川書店
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読み始めてすぐ気持ち悪くて、「うえっ」となり、
最後は、「ひょぇ~」と怖くなり、後味は悪さはしばらく残ります。
純然たるホラー小説なのではないでしょうか。

表紙は、ホラー小説とは思えない、かわいらしいものです。(ただしよく見ると奇妙)
中身も小学5年生の主人公の視点で書かれているので、
児童書っぽいです。(内容は決して子供には読ませられませんが・・・)

この作品は2006年のホラー小説の長編賞を受賞した作品なのですが、
この回に大賞の受賞作はありませんでした。
あとがきに書かれていましたが、大賞と部門賞にはやはり差が大きいものだそうで、
高いハードルを越えて、傑出した作品でなければならないそうです。
そう思うと、この作品は、少し物足りない気がしました。

とはいえ、異常な世界が、淡々と展開されてゆくこの作品には、空恐ろしいものがあります。
ラストの展開も見事にぞぞーっと恐怖が襲ってくるし、
「そうだったのか!」という意外さもありました。

「そっちがわ」と「こっちがわ」、誰がどっちがわ?
近しい、親しいと思っていた人々の本性があるとき、ハッキリ見えだした・・・。
全てがキレイに解決するわけじゃないし、それからどうなるのかも気になるけど、
そういうのをわざと曖昧にしてるのも、恐怖を煽ります。

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